コラム
シェルターを卒業し人のために働く犬たち
殺処分対象だった元保護犬たちが集まってくる団体があります。
そこにやってくる犬たちは元野犬が多く、最初は人に慣れていません。
人を怖がったり、逆に牙をむいて威嚇したりする犬も少なくありません。
ですがスタッフと散歩したり触れ合ったりしながらトレーニングを重ね
少しづつ心を開き本来の性格を取り戻していきます。
そんな中ある保護団体は、譲渡先を一般家庭だけではなく高齢者施設にも目を向け
「ホーム犬」としてさくらというワンコを譲渡しました。
さくらはホーム犬として晴れて介護施設の新入社員となったのです。
老人介護施設の入居者は自分の部屋にこもりがちになるのですが、さくらがいると
さくらに会うために部屋から出るようになりました。また、一緒にボールやおもちゃで
遊ぶことがリハビリにもなり、入居者さんの笑顔が増えたのだとか。
(おまけに職員さんの笑顔まで増えました!)
目に浮かぶようですね!
こんな施設が増えていき、社会貢献できるワンコがもっと増えるといいなぁ、
殺処分されるワンコが少しでも減ってくれるといいな、と願わずにはいられません。